身体の関連性
ここまできた感情の科学⑧
つまり、 自分の感覚(痛みなど)がしっかり分かると 他人の感覚(痛みなど)も分かることになり 「共感」が生まれ、「社会性」が生まれる。 自分はその感情状態になっていないが 相手がそうだと想像(シュミレーション)するだけで …
ここまできた感情の科学⑦
ある能力とは、 「内受容感覚」と「人の社会性」、 つまり 『他人の感情を感じ取る能力』 に関係してくるのです。 実験では、 被験者が感じ取れた心拍数と 実際の心拍数の誤差を計算する実験を行います。 このテストを何度か繰り …
ここまできた感情の科学⑥
つまり、脳を通って身体が反応し、 その身体の反応を脳が認識して また脳で感情が生まれるという 戻ってくるループになっている ようです。 (→医学的、科学的な理屈は分かりますし、 上記のような過程で生まれてくる感情も確かに …
ここまできた感情の科学⑤
現段階での医学では、 感情は、基本的に、 脳で生み出されるものと 考えられています。 (→これは、私の経験からは、感情が脳だけで 生み出されるとは到底考えられないのですが…) ただ、脳の中で周囲の状況を把握し …
ここまできた感情の科学④
認知神経科学では、 様々な質問に答えた時に 脳の何処が活動するのか?を ファンクショナルMRI装置で 脳内の働きを可視化することで、 脳の何処が感情と関係してくるのか?を 調べる実験がある。 実験の質問は、 今の感情の状 …
ここまできた感情の科学③
島皮質とは、 今までの医学では、 身体の痛みや心臓の鼓動など 身体内の状態をモニタリングする 場所とされていましたが、 (→「今までの医学では」ってことは、 科学は万能ではない証拠で、研究をはじめてから わかってきたこと …
ここまできた感情の科学②
最近では、脳の機能を守りながら 腫瘍を取り除く新しい手術が行われています。 患者を麻酔から目覚めさせて行う覚醒下手術。 直接、脳に電気刺激を与えながら 軽く身体を動かしてもらいながら 重要な機能に関わる神経の位置を特定し …
ここまできた感情の科学①
今回は、医学、科学からみた 感情のメカニズムについて 連載したいと思います。 (→ )内は、 言わずと知れた私の私見です。 今回、コラムを読み終えたあとは、 当研究所が取り組んでいる 身体を変える方法が …