完全に解けた
毒無し茶を直ぐに飲み干して、
移動を再開する。

たまたま、
直ぐに次の自販機が出てきたので
水を購入して更に水分補給をする。

が、

何やら、身体がおかしい。

思っていた以上に
水分補給しない時間が
負担だったのと、

それと、

中途半端な田舎特有自販機の
全品『売切』の心理的ダメージが
大きかったようで、

しばらくすると、
肩が張ってきた。

普段、肩が張らない私には
危険な兆候を感じさせる。

「(マズい!)」

肩の張りが
首の硬直につながり
脳へ送る血流を遮断し
はじめているのが分かった。

首の付け根が妙に気になる。

意識も気分が悪い感じを受けたが、
距離があるため来た道を戻るわけにもいかず、
灼熱の中を歩き続けていた。

頭が重たくなってきて、
脇腹の背中側の筋肉が
痙攣して、つりはじめる。

右と左が
交互につりはじめる。

「(何だ?これ?おもしれーなぁー)」

それに伴って、
腰の弾力が失われていくのが分かる。

脇腹の痙攣が
何度も繰り返されて
少しおさまってきたなぁー
と、思っていると、

更に、気分が悪くなってくるので
急遽コンビニを探すことにした。

それにしても、
首の付け根がやけに気になる。

やっとの思いで
7-11に辿り着き
飲み物とアイスと
袋の氷を買った。

身体の内側と外側から
冷やすやめだ。

 

 

 

つづく…