何故?そんなことができるのか?
キンメモドキの身体の構造を詳細に調べたり
ゲノム解析などを駆使して、
この難題に挑んでいます。

(→やっぱり、分かっているようで
まだ分かっていないようですね)

こうした研究が進めば、
人間への応用も期待できるのではないか?
と考えられています。

例えば、
糖尿病で使用されるインスリンも
タンパク質ですが、
口から摂取すると分解されてしまうため、
現在は注射によって投与されていますが、
生物達の「盗み」の研究がより深まることで、
飲み薬の実現が期待されてくるわけです。

生物の「盗み」の技術が研究されてくると
医療に大きく役立つヒントを
もたらす可能性があるわけです。

 

先ずは、キンメモドキが
どういう遺伝子
どういうタンパク質が
その組織に発現していて
餌からタンパク質を盗むということを
実現しているのか?を明らかにしたいのが
中長期的な目標になっているようです。

 

発光タンパク質が分解されないメカニズムは、
今まさに、研究の途中にあるということ。

もし、そのメカニズムが解明されれば
正しいところにタンパク質由来の薬を
安全に運ぶという技術につながる可能性がある。

また、
もっと広いバイオテクノロジー
という観点で見ると
大きなポテンシャルがあると考えられる。

遺伝子の変化が伴っていないというところが大きなポイントで、
遺伝子を操作することなく別の生き物が持っている機能を
丸ごと取ってきてそれを使うというのは、
ゲノム編集にプラスして新たなバイオテクノロジーの手段を
もたらす可能性があることを期待できるという訳です。

そもそも、生物は、
それひとつだけで
独立して生きることはできない。

常に周りのいろいろな生物との
相互作用の中で生きている。

まさに、生物は生命複合体
といった様相を呈していますね。

(→ってことは、ウイルスを悪者にするな!って感じです…)

 

 

 

おわり

 

 

追伸

 

 

つづく…