つづけて基礎生物学研究所によると、

『他の生物種のシステムで
動いていた遺伝子が
新しい生物種に移ってきて
そのまま動くか?っていうと
そう簡単ではなく、
新しいシステムの中で動くように
適応して変わらなければいけない。

更に、その遺伝子が機能を発現して
新しい環境内に広まるためには
数多くの世代と何百万年とか何千万年とか
非常に長い時間が必要とされる。

その結果、たまたま残ったものだけが
今、見えているということになる。』

(→ウイルスの痕跡が残っていなくても、
進化に影響を与えてきたウイルスの遺伝子が
存在していてもおかしくはない感じですね)

「盗みの技術」といっても
ひとすじ縄ではいかないようです。

しかし、

最新の研究では、
手間を省いて、
手っ取り早い「盗み」が
行われているケースも
分かってきているようです。

体長3cmほどのウミウシの一種
チドリミドリガイですが、
動物でありながらも
光合成ができる能力を持っています。

実験では、
チドリミドリガイを海水と共に
試験管に密閉して、数時間
光を当ててみます。

そうすると、密閉にし試験管内に
小さないくつもの気泡が出現します。

この気泡が、
光合成でできた
酸素です。

実際に、
海水中の酸素濃度を調べたところ
光を当てた時に酸素濃度が
上昇していることが分かります。

 

 

 

 

つづく…