認知神経科学では、
様々な質問に答えた時に
脳の何処が活動するのか?を
ファンクショナルMRI装置で
脳内の働きを可視化することで、
脳の何処が感情と関係してくるのか?を
調べる実験がある。

実験の質問は、

今の感情の状態に関する質問や
今の身体の状態の質問や
今の持ち物に関する質問を
行います。

その結果、
島皮質が活発に活動するのは
感情と身体の状態を認識するときに
盛んに機能することが分かった。

つまり、

島皮質は、
身体内に異変があるときに感知するもので、
感情もそのような異変を感知するということと
非常に関係が深いことが分かってきた。

人間は、耳からの情報が理解され、
両眼の奥、又は、両耳の奥にある扁桃体に送られ、
それが自律神経に伝達されると
心拍が速くなったり、
血圧が上昇したり等の
身体の変化が起こります。

すると、

身体に変化が起こったその情報は、
今度は島皮質へ。

島皮質が感知した身体内の変化は
周囲の状況を認知する前頭前野等の情報と統合されて
自分の中に生まれた感情として認識、処理されていく。

(→言っときますが、
現段階の科学的、医学的な解明であって、
全ての感情がわかった訳ではありませんので、
勘違いしないようにしましょう)

 

 

 

 

つづく…