前回は、出産がきっかけで
身体に悪影響が出た症例を、
実際に、腰の骨から読み解き
時間的経過推測しました。

腰の5→4→3→2
と、下から上に病状が
上がってきているのが読み解けたわけですが、

次は?何が?
起きるのか?

そうです!

次は、腰1→頭の問題が起きることがわかりますね。

この患者さん、数回来られたあと、
お見えにならなくなったので、
私は安堵していますが、
どうなっているのか?
気になるのは事実です。

そして何故、昔の人は、産後に
「冷たい水を触るな!」
「針仕事はするな!」
と言っていたのか?

その理由に
「血の道が狂う」と言い伝えられていたのです。

出産は、骨盤が開いて子供が生まれてきますので、
開いた骨盤は、時間をかけて元に戻ります。
そのため、産後の母体は、
非常にデリケートになっていますので、
冷たい水を触った刺激で骨盤がズレてしまう事を
注意した言葉なのです。

針仕事は、目の焦点を合わせるため、
後頭部が硬直し、
その影響が腰の硬直につながり、
骨盤がズレてしまう事を
注意した言葉なのです。

全く近代化されていないアフリカの部族が、
子供を産んだ女性に赤い毛糸の帽子をかぶせるのは、
風習に中で、産後は身体がデリケートになっている事を
周知させるための習慣である考えられます。

出産は、身体の中心である骨盤を動かして、
そして元に戻すような、
身体にとって大仕事をしますので、
産後の日立ちの良し悪しで、
その後の母体の運命が決まってしまう事は、
何ら不思議な事では無いと
「感覚的」に感じるのでは無いでしょうか?

その「感覚」大事ですね!
本能と言ってもいい、
大事な感覚です。

いくら、IQが高いハイスペック人間にも
残念ですが、これは、わかりません!

大事なのは、
産後の重要性が、
今の医学では解明されていないだけでなく、
今の医学よりも遥かに未発達であった古き時代に、
何故か、古い時代の人たちは、
産後の重要性を知っていた事にあります。

これが経験医療として現実なのです。

そうすると、
出産して、直ぐに立ったりする、
特に、海外の産後の対応は、
非常にリスクが高い事がわかると思います。
産んでから数時間で退院が当たり前ですから…

科学や医学で
解明されていませんから、
仕方ないといえば、仕方ないのかもしれませんが、

仕方がないで、
産後の人生を棒に振りますか?
危険をおかしますか?

怖いですねー

「知らぬが仏」

イヤイヤ、知っておいた方が良いですよ。
昔の人は知っていたのですから。

つづく…