大竹
「国とか行政とか航空会社も含めて、
これで行こう!みたいな感じで
決めちゃっているんですよね?」

杉江
「だから、エアカナダは
『こんな角度ではやってられない!』
と言って成田に行っちゃって、
今度デルタ航空が会社として確認フライト中は
『急角度での侵入はやらない!』
と社内で徹底させた。
これを知った国土交通省は、
各航空会社を集めて
『急角度の着陸の注意点を
自社パイロットに周知するように』
求めたらしいのですが、
こんな事は確認フライトの前に言うべき事で、
国土交通省の姿勢に問題がある。
安全運航に対する取り組み方が甘いです。」

大竹
「1番大事な安全を吹っ飛ばして、
経済とか利益とか集客とかを優先して、
かなり危険な領域に踏み込んでいる気がしますねー」

杉江
「もう1つの問題点は、
猛暑になると騒音問題が出てくるんです。」

大竹
「イヤ、この前の確認フライトでは、
音はそんなにうるさくないですよ!
という意見が多かったようですが…
違うんですか?」

杉江
「現実に大井町で、
とある民放番組でディレクターが
実際に計測したところ
約87デシベルちょっとだったのですが、
これまで国交省は
『80デシベルが最大だ!』
って言ってたんです。
これはだいたい
『地下鉄に乗っている時の音くらいだ!』
って言ってたんですが、
国交省は続けて
『これ以上うるさい事はない!』
って言ってたのに、
実際に計測したら87デシベルだった。」

 

 

 

つづく…