大竹
「(世界がやらない事を日本では)
それをやろうとしているんですね?」

杉江「そうです」

大竹
「都心の上空を飛ぶみたいですが、
高さはどれくらい飛ぶんですか?」

杉江「本当に、スレスレですね…」

大竹「笑…スレスレですか?」

杉江
「よく言われる大井町のところで、約300m。
その前に渋谷がありますね、
渋谷で新しい高いビルができましたが、
そこからしてもスレスレです。
だから、今年の1月末から確認フライを行いましたが、
住民からもの凄い圧迫感があるとか、
報告されていた事実よりも騒音も大きくてうるさい、
とか言われている。
これは当たり前のことで、
大都心上空を、人口密集地の上を飛行機が飛ぶように
新たに計画されたこと自体、
世界で初めてで羽田だけなんです。
時代から逆行しているんです。」

大竹
「角度が非常に問題になると、
おっしゃっていますが…
普通、飛行機の入射角は
何度くらいが?平均なんですか?」

杉江
「昔は、2.8度前後だったんですが、
パイロットから見ると、
角度が低い方が着陸しやすいのですが、
それが1987年から3.0度が世界の大空港では標準になりました。
今は、パイロットはこれで訓練しています。
しかし今回の羽田では、3.45度
一般的には3.5度と言われていますが、
普通の人からみればたかが0.45だろ!
と言われるかもしれませんが、
パイロットから見た場合、
大変な急角度になってしまう。
たかだか16%角度が高くなってしまうだけで
コックピットから見た滑走路が、
立っているように見える。
世界の大空港で入射角が
3.45度でやっているところはない。」

大竹「危ないですねー」

 

 

 

つづく…