つづき…

最近では、
このコラムにも記しましたが、
スポーツの分野で、
野球のピッチャーの投げ方について
世界と日本の違いを掲載しました。

世界各国から
優秀な選手が集まる
アメリカ、メジャーでは、
ピッチャーの肩や肘を守るという
理由から投げる球数制限を
打ち出す方法を選択しています。

体格や個性を活かすという考えから、
投球フォームには左程目もくれないスタイルです。

一方、日本球界では、
メジャーでは敬遠されている
「投げ込み」を行っている。

日本でプロになるピッチャーの全員が
必ずアメリカが否定する
「投げ込み」を行ってきている。

これは一見、
根性論的な要素があるように思えるが、
「投げ込み」を行うことで
合理的なフォームに量質転換され、
結果的に選手の肩や肘を守る現実に
つながっているのです。

その証拠にデータが公表されている。
昨年(2018)7月アメリカでは、
メジャー全体の約34.4%の選手が
肘の靭帯移植手術を受けているのに対して、

同じく昨年の日本のプロ野球界で
肘の靭帯移植手術を受けた選手は
僅かに4.4%という数字に出ている。

日本の野球界において、
仮に、これからアメリカの影響を受けて
球数制限を選択したならば、
日本球界から大投手は生まれないことは
素人目からでも想像ができるでしょうし、
肩や肘を壊す選手がアメリカ並みに続出するでしょう。

これは、現代のスポーツに見られる、
磨かれた磨製石器と
打つだけの打製石器の
違いの構図によく似ています。

そして、
「身体」に焦点を合わせた場合、
日本伝統の「正座」が
如何に優れているのか?
ここで論ずるに値しませんね!

著書参照。

コラム参照。

但し、「考える力」の無い
アメリカ人並みの
打製石器の日本人は、

当然のことながら

「正座」の恩恵を
受けることはできません。

叩けばいい
打製(ダッセー?)石器のままです。

もうお気付きですね?

合言葉は、

「あなたは打つだけの打製(ダッセー)石器ですか?

研磨された磨製石器ですか?」笑

追伸

我々日本人には、
遥か彼方を生きた
優れた先人の遺伝子が
脈々と受け継がれています。

その遺伝子に気が付き、
先人達のように
考える力で創意工夫ができれば

各々が求める、
各々の世界で、
活躍できる可能性を
誰もが秘めている、
といえるのではないでしょうか?

それには、
身体の中心に力を集める
正座のメカニズムに
そのヒントが隠されているのです。

先ずは認識を持つことが
最初の一歩になり、
とても大事になりますね。

これを、
知ると知らずでは
雲泥の差になります。

まさに、

磨製か?ダッセー(打製)か?

あなたは?どっち?