クライアントの身体を観るときは、
当然のことながら、
些細な変化も見逃さないように
最新の注意を払うが、

自分の身体となると
過信してしまう悪い癖がある。

人間の性なのだろうか…

しかし、そのツケは
自分で払わないといけない。

手を抜いたら抜いただけの結果が
真剣に取り組めば真剣な結果が
自分に返ってくるのは
私も含めて、万人に言える事である。

過信して誤魔化したところで
身体には、
いつまでも通用する訳もなく

先週の木曜日の空手の稽古から
左足首の外側に違和感が蓄積していた。

稽古の途中で、
足の使い方を間違え、激痛が走り
その日は何とか大事にならず
練習を終わらせる事ができた。

それから、左足首の違和感は
日に日に、解消されていく傾向に
あったが、

末端の足首に症状が出ているとなると、
他の箇所から、
どのような影響を受けているのか?を
意識しながら
観察しながら
日々を送っていた。

そに他に
左手首の違和感
左肩の違和感
左首付け根の違和感
左歯の違和感
を、感じていた。

それでも、
だましだましの生活を送り

翌週の同じ木曜日を迎え
再び夜の稽古の際、
アキレス腱を伸ばすように
準備運動をしていると、
同じ箇所に激痛が走り
稽古どころではなくなった。

「(本気でやらねば…)」

と、思い立ち
その場で身体を観察して
体操を行う。

寝た状態から股関節に力を集め
集めた力を仙骨と腸骨に飛ばす体操だ!

はじめは、軽い負荷で
徐々に負荷を大きくしていく。

足の角度によって
左腸骨(腰)の一点に
違和感を覚える。

「(ここだ!)」

その一点に力が集まるように
小さく円を描き
集め、集め、集め、を行う。
(知っている人にはよくわかると思います)

集めた力を
逃さないように持続させて
ゆっくり下ろしていきます。

身体をニュートラルの状態にして
左右を観察!

そして、もう一回
同じ体操を行う。

再び、
身体をニュートラルの状態にして
左右を観察!

技ありを確信。

最初、アキレス腱を伸ばすようにすると
痛かった準備体操を再度、行ってみる。

「全く、痛くない!」

自分でも、
嘘のような結果に
感心してしまった。

しかし、喜ぶのは、まだ早く
ここで気を抜かず、
当然のことながら、
続けることが大事になる。

これも万人に共通のことですね。

今回も、
原因と結果が違う
臨床例になります。