今回は、歯の痛みと
その周辺の違和感の問題です。

(歯の痛みまで?変えられるのですか?)

虫歯が原因の痛みは
歯医者でないと無理ですが、
歯の痛みにも色々な原因がありますので、

歯痛=歯医者

で片付けない方が自前の歯を守る上でも
大変重要だと思います。

歯痛=とりあえず歯医者?

くらいの方が無難でしょうね。

それには、
先ず信用できる歯医者を
知らないと絶対にダメです。

虫歯でもないのに
説明もなく
勝手に削り出す歯医者は
もちろん、論外です。

今回のケースは、
60代女性です。

「歯の治療をしたら、
偏頭痛もしてきて、
耳鳴りがするようになって、
治療した逆の歯が痛くなって、
大変なんです…」

と、言う。

私「それは大変でしたねー」

女性
「噛み合わせはピッタリだって
歯医者は言うんですけど…」

私「そうですか…」

女性
「治療したのは右側の歯なんだけど、
今は、右も少し痛いけど、
何故か、左側の歯の方が痛いんです」


「ちょっと観てみましょう」
「(歯医者に文句言った方がいいのでは?)」
「(歯医者の尻拭いをしなければいけないのかしら?)」

と思いましたが、

患者には罪はありませんので、
早速、観察させて頂くと事に…

左の肩甲骨内縁と首の横の筋が
妙に硬直しているのがわかる。

本人にも首から肩にかけての
左右の違いを感じてもらいながら
的を絞り体操を行う。

身体の中心に近い体操なので
適度の行うのがポイント。

やり過ぎると、
仮に反動(反射)が小さく出ても
身体の中心に近い分、大きく感じてしまう。

足先の違和感より
腰の違和感の方が
気になってしまうのと
同じである。

60代女性
「右と左では全然違います!」


「だんだん変化していきますから
最初のやりづらい状態を覚えておきましょう」

60代女性
「耳が通った感じまします」

私「つづいてお腹を観てみましょう!」

今回の事例も、
原因と結果の違うケースですね。

もともと、
耳と関係が深い上部胸椎にも
特徴がある人でしたので、
首が緩むように対処して終了です。

患者の主訴だけを診るのは
医者でも出来ますから、

関連性を観る!のだ重要。

手だけで身体を変える我々は
その先を詠まないと面白くありません。

「噛み合わせはピッタリです!」と、
言って、壊しておきながら
治せない歯医者には
到底、手が出せない領域です。

それにしても
人間の身体って面白いですね〜