座骨神経痛

空手の稽古に行くと、
私の上の大先生が、
神妙な顔をしている。

ここのところ、騒ぎになっていた、
組織を造反した輩の諸問題とは
少々違う感じを受ける。

私「（ん？調子が悪いのかな？）」

大先生「座骨神経痛が今度は左に出てきてね…」

私「あら？大変ですねー」

大先生
「前回は、右に出て、蒸しタオルで一発で治ったんだけど…
今回は左なんだよね〜」

私「そうなんですか…」

大先生「ここのところのエアコンで冷えたかね？」

私「それもあるかもしれませんね…」

大先生「今も階段を登ってくるだけで凄くしんどくて…」

私「そうですか…じゃー体操やってみますか？」

大先生「お願いします」

大先生の年齢は当年とって77歳。
間違いなく、お爺ちゃんの領域である。

私「ここを伸ばす体操で…（省略）」

私「同じように、次は、反対側を行いましょう！」

左右同じ体操をやり終わって

私「立って歩いてみて下さい」

大先生
「あれ？全然違う…
まだ少し違和感あるけど…凄く楽になった！」

私「良かったですねー続けてやってみて下さい」

77歳の割には、
身体がよく動くし
体操を教えても、
空手をやっていただけあって
飲み込みが早いのです。

決して、自分の大先生だから
褒めているわ訳ではありません。

色々の人の身体を診ていますので
客観的に見て、良い身体をしている事が分かるのです。

同じことを教えても全くできない人、
飲み込みが下手な人、
身体の動かし方の工夫ができない人、
色々です。

その中で、
真似して、直ぐにできる人は
身体の良い人です。

自分の身体が悪いこと、
自分の勘が悪いこと、
を棚に上げて
体操ができないくせに、
ヒトのせいにする人も中にはいますからね…

そういう文句をいう人は、
治らなくていい人です。

世の中には、
お医者さんにだけ行っていればいい人もいるのです。
これは、自分で治そうなんて思ってはいけない人です。

どんどん医者に行って
どんどん切った貼ったして
どんどん人任せにすればいいのです。

そのためのお医者さんですからね。

他人任せにしたくない人は、
自分で治そうと思う人は、
考えて、工夫し、真摯に身体と向き合わなければなりません。

決して、意地悪している訳ではありませんよ！

これは、当たり前のことなのです。

この次の週に大先生に会ったところ

「先週、体操してから良くなったから、
あとは蒸しタオルで治ったよー！」

と、言っていました。

身体のイイ人は直ぐ良くなりますね！