日比谷線のとある車両内が
今回の生コント劇場の現場です。

進行方向からみると
ある車両の1番後ろの3人掛けのシートに
私は座っていました。

とある駅で、左足を骨折?しているのかな?
と思わせるほどの出で立ちで、
軽いカーボン製の松葉杖を両腕で使いながら
年配の女性が乗ってきたのです。

その女性、私が座る席の向かいの
同じ3人掛けのシートの
扉側に座っのだ。

怪我をしていない右足は、
膝を折り曲げて乗ってくる人の
邪魔にならないように座っている。

左足は、固定されているせいか
少々前に出した状態で座っていた。

そして、扉側にカーボン製の松葉杖を2本
斜めに立てかけて押さえている。

それを見たとき、
「(あれでは、乗ってきた人が気が付かないで、
けつまずくかもしれないなぁ〜)」と、思っていた。

そんな事を予想しながらも、
いくつかの駅を無事に過ぎていき、

ある駅で、女性が座る横の扉から、
今度は、年配の男性が乗ってきたのだ。

見るからに歩き方がぎこちなく、
足がおぼつかない状態で、
和泉元彌風に?チョコプラ風に?
ソロリ、ソロリ乗ってきた。

「(怪我した女性の方に行ったら
松葉杖につまずくだろうなぁ〜)」
と、思っていたら

その年配の男性、
女性の方に舵を取ったと思ったら
案の定、松葉杖にけつまずいて

見事に
「コロリンッ!」と転がり、
女性の怪我をしている左足の上に
お爺ちゃんが乗り上げてしまったのです。

年配女性「アイタタタタ…」と
誰もが振り向くような大声を張り上げ、

近くにいた若者が
お爺ちゃんを抱え起こそうとするのですが、
年配女性の痛みに耐えるうめき声が
車内に響き渡ります。

そりゃー痛いですよ。

詳しいことは分かりませんが、
怪我している足に上に、爺さんが
転がってきたんだから…笑

この場合、
どちらも、悪くないとは思いつつも
想像した通りになった現実に
生コントを見ているような状況が
おっかしくて!おっかしくて!
笑ってしまいました…笑

また、お爺ちゃんの転がり具合が絶妙技で、
見事な転がり具合に「心配」より先に
「爆笑」が出てしまいました。

その年配の女性、
自分が降りる駅につくと
「痛い痛い痛い…痛い痛い痛い…」
と連発しながら降りていった姿にまた爆笑…笑

当人には大変な事態だったのかもしれませんが、
お盆の昼下がりに、ほのぼのした?光景に出会えて
笑顔で過ごさせて頂きました。

ここは、大阪か?
と、思ったほどの生コント?でしたね…

皆さんも、そんな体験ありませんか?
当人は、悲痛の叫び!
見ている側は、大爆笑!の場面

ここからが、分析です…
身体が硬くなった高齢者同士、

「気を使う」
「気を配る」
「末端を思い通りに動かす」

という事が、
お互いに欠落していた事による
偶然のコントになってしまったように思えるのです。


立て掛けた松葉杖を
もう少し邪魔にならないように
立てておけば問題が無かった点


自分が歩く先に
何があるのか?
を注意を払えなかった点

これは一重に
身体の中心から力が逃げた状態からくる
「注意力散漫」
「意識の散漫」
が、引き起こした日比谷線車内をコント劇場に
仕立て上げたのでしょうねー

今月は、この光景を思い出して
楽しく過ごせそうです…

そのくらい面白かったですね!

(^O^)