外出していると、仕事柄、どうしても
他人の身体に目がいってしまう。

観察してしまうのだ!

間違えないで下さいね!
やましい色目線ではありませんし、
変な物色ではありません。

例えば、高齢者が自転車に乗って
ハンドルを握る姿が目にとまります。

肘が、異様に外に開いて
ハンドルを握っている。

混み合っている道路では
他の通行者と接触しかねないような格好である。
これは、上半身の力が外に逃げているケースだ。

…かと思えば、
前方、遠目から、高齢の女性であろう人が、
自転車に乗ってやってくる。

遠目だからよく分からないが、
首から上が無いようにも見える…
しかし、肘は開いていない様子。

自分には見えていて
他の人には見えていない類の者か?
と、思いきや、

イヤイヤ…
しっかり、足を上下させて
自転車を漕いで前からやってくる。

近ずくにつれて、
首が地面と平行な状態で、下を向いて
自転車を漕いでくる。
だが、肘は開いていない。

地面と平行なほど下を向いた状態で
よく前が見えるものだと感心してしまう。

頭のてっぺんにでも
目が付いているのか?

イヤイヤ、そんな事は無い。
これも適応性なのだろう。

この人、肘は開いてはいないが、
背中は丸く肺が落ちている。

そんな横を、今度は
膝を目一杯外に開いた若者が
スクーターにまたがって
通り抜けていく。

こちらは、肘は開いていないが、
腰が落ちて膝が外に開いている。
下半身の力が外に逃げているケースだ。

人によって、
上半身に顕著に出たり
下半身に顕著に出たり
特徴や身体の癖によって
その出方は様々である。

当研究所は、
その人の身体の特性を読んで
身体を観ていかなければならない。

誰がきても「クソミソ」同じように
身体を観ている訳では無い。

やはりポイントは、
身体の中心に力を集める事で、
それには、腰が最大のポイントになってくる。
「要」である理由である。

それには、
正座のメカニズムが
最大の効果をもたらす。

著書参照!

今日も
身体の中心に力を集めて
一日を過ごしましょう。