ものつくりの街から
展示会を開催するため
東京に来ている人がいる。

ものつくりの仲間3人で
会場を借りての催し。

開催期間は約1週間。
渋谷区神宮前がその会場である。

この日は、時間があったので
折角だからと思い立ち
心ばかりの差し入れを携えて
会場に向かうことにした。

開店の12時に合わせて
会場に突入すると、

中には、会場を提供してくれた
オーナーさんと見慣れた私の知人がいた。

オーナーさんは、
とても物腰が柔らかく
優しさが滲み出ているご婦人。

私と軽く挨拶を交わしたら
会場の奥に引き上げていった。

そして、知人と話をしていると
呼吸器の裏の背中に違和感を覚えた。

「(ん?何だこれ?)」

知人の話に耳を傾けながらも
自分の身体の声にも耳を傾ける。

胸椎の4、5、6に違和感満載だ。


「(知人は、呼吸器に問題を抱えるような
身体にはなっていない筈)」


「(それにしてもこの違和感は
かなりの重症)」

こういう時は、事実を把握するため
必ず現実の確認を行う。

自分の勘違いやその他の理由で
身体が異常を感知することもあるからだ。

思い込みだけで暴走してしまうと
変な人になってしまう。


「〇〇さん、今、背中が痛いとか?
違和感とか?ありますか?」

知人
「イヤ…特に無いと思いますが…
でも、先生に言われるとちょっと心配ですねー」

私「ちょっと、背中触ってみてもいいですか?」

 

 

 

 

つづく…