(身体と経済が何の?関係があるのですか?)

今日のタイトルを見て、そう思った人は多いと思います。

身体の建設と破壊については、著書参照!

日経新聞に、日本の競争力が世界30位。
97年以降最底と発表された。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO45399600Z20C19A5000000/

皆さんは?これどう考えますか?

(それが、身体と経済?何の関係があるのですか?)

→ここからは、私個人の見解です。

日本経済は、バブルが弾けてから
諸外国に比べると
産業の発達が遅れています。

遅れていると言うよりは、
「機会を逃した」と言った方が
適切なのかもしれません。

バブル期は、日本の都市銀行がニューヨークのビルを買い漁り、
企業資産を比較した場合、世界10位以内に
日本の銀行・企業が約半分以上、名を連ねていた。
GNPがアメリカに次いで世界第2位の時代だ。

バブルが弾けて、日本の経済は低迷。
更にリーマンショックで追い討ちをかけられ、
大打撃を受ける。

一方、リーマンショックの本場アメリカでは、
ウォール街(金融業界)は一時期よりも低迷、衰退し(破壊)
マイクロソフト、アップル、アマゾン、フェイスブック、グーグル
のIT産業が世界的躍進をし始め、
現在も継続している(建設)。

産業内においても、身体と同じように
古い産業は「破壊」され、
それに代わる新しい産業が「建設」された。

アメリカの産業界は、結果的に、自然の摂理である、
「建設」と「破壊」の波に乗って経済が躍進したのだ。

日本に戻り、リーマンショク後、2011年、色々な意味での転機が
東日本大震災によって舵取りを迫られる。
(これも大きな目で見たら自然の摂理といえる)

仮説だが、これを機に、脱原発に舵を取り(破壊)
原発以外の代替エネルギーを作ることに
日本の電気産業全体が本腰を入れてシフトしていたならば(建設)、
日本経済はどうなっていたか?

日本の企業は間違いなく優秀ですから、
代替エネルギーで世界のトップを独走できた
可能性がある。

これも、身体の特性の
「建設と破壊」と同じである。

破壊を恐れて、
既得権益にぶら下がっている古い輩は、
機能を失った使い勝手の悪い身体と同じだ。

ひとつの機能低下が、
2次的、3次的に機能低下を拡大させ、
全身を蝕んで行く工程を歩んでいる。

これは、「建設と破壊」という
身体の特性が社会の構図を
現している縮図だが、
実は、似たような現象は他にもある。

「裏切り行為」も同じだ。
足首の捻挫は、一瞬で治すことができるが、
治した日に、同じ箇所を再び捻挫すると
次は直ぐには治らなくなる。
これは、人間関係も同じで、裏切られると
修復しづらくなる。

「噂話」も同じだ。
直接指摘されるよりも、
同僚から「社長が言ってたわよ!」と
間接的に聞かされた方がダメージが大きい。
身体も、不具合の箇所に、直接手を入れるよりも
間接的に関連しているところから
手を入れた方が効果が大きいのだ。

それでも、政治がまともに機能して
脱原発に舵を切っていたのであれば、
一時的な経済の低迷はあるにせよ、
躍進するための低迷であるならば
建設が保証された必要な破壊といえる。

つづく…