そして、脳の自然免疫にも
ウイルス由来の遺伝子が
関わっていることが分かりました。

(→ウイルス素晴らしいですね!)

マウスの実験で、
脳に病原体を注入すると
ウルス由来の遺伝子が欠損した脳では
注入した病原体に変化はありませんが、

ウイルス由来の遺伝子を持つ脳は
注入した病原体の影が薄くなり
うまく除去されていることがわかる。

これで、脳を守る上でも
ウイルス由来の遺伝子が
重要なことが分かったのです。

(→ハイ!ここー!
なんか、ウイルスって哺乳類や人間に
非常に重要な働きを与えてくれていませんか?
それに伴って物凄い働きを身に付けることに
つながっていると考えられるのですが、
これを「盗む」と言っていいのか?
それと、ウイルスを「悪いもの」として
洗脳している世の中は?どうなんでしょうか?)

研究者は、

「今までの進化は、
今まで自分たちが持っている遺伝子が
少しづつ変化していって、
それがたまると進化する
っていうふうに考えられていたが、
ウイルスの遺伝子の研究が進むにつれて
進化には外から来た遺伝子が
深く関係していたんだっていうことは
どんどん分かっていくのだろうと思います」

と、述べている。

この辺りは、
以前記した「生物学からみたウイルス」のコラムと
重なる部分はあるのではないでしょうか。

(→タイトルの「盗みの技術」というので
人間がウイルスの遺伝子を
盗み取ったように考えられがちですが、
細胞に入り込んでウイルスの遺伝子情報を
細胞に入り込ませるのはウイルスの
特徴、特性なのでしょう)

(→そして、ウイルスの遺伝情報が少ない細胞は
進化を遂げられず、時代の変化に適応できず
淘汰されているのでしょう)

(→そうすると、ウイルスの存在って
イイ意味で、物凄く大きいのではないでしょうか?
面白くなってきましたねー)

 

 

 

つづく…