内受容感覚が鈍いって事は
病気につながりやすく恐いことで、
例えば、
1日の終わりに「今日は疲れたなぁ」
という疲れの感覚も内受容感覚であって、
身体の状態の変化が分からないと、
身体は、気が付かないうちに
ドンドン蝕まれていってしまう
ということになります。
しかし、
これとは逆に、
科学では些細な感情や痛みに
きちんと気がつくことも大事なのですが、
気づき過ぎても、凄く疲れてしまい、
(→ある種の過敏症ですね!)
感覚が非常に敏感すぎても
心身に不具合をきたすことも
分かっているようです。
(→感覚の「鈍さ」だけでなく「過敏」な感覚にも
注目してくるのが素晴らしいですね!)
例えば、
腸に異常がないのに、
便秘や下痢を繰り返す
過敏性腸症候群は、
島皮質が、
ちょっとした刺激に
過剰反応することが
原因のひとつとして
考えられている。
(→考えられている段階で解明された訳では無いので
決めつけないようにご注意下さい)
これに対しても、
薬なんかで治らない患者への
治療として期待されているのが、
内受容感覚を意図的に
刺激を与える方法です。
「痛みをあえて感じてみましょう!」という
ちょっと怖く感じられる方法で、
例えば、
お腹がゴロゴロするのが嫌で
普段では口にしない冷たい水を
少しづつ飲んでみたり、
ベルトをキツく絞めて
お腹を圧迫してみたり、
お腹に冷たい水を当ててみたり、
普段避けてきた行動をあえて
体験して不安感を刺激します。
これらを繰り返すうちに
島皮質が刺激になれて
過剰に反応しなくなり
過敏性の症状が抑えられるという。
また、
つづく…