答えの前に、
もう一度、先生との会話を
詳細に紹介します。


「奥さんは、1回目2回目のワクチンは?
どこのものを打ったんですか?」

先生「確か…1回目2回目ともファイザーだと思う」

私「で、3回目はモデルですか?」

先生「そうだね」

私「朝起きたら、冷たくなっていたんですか?」

先生
「違う違う。まだ生きていたよ。
寝る部屋が女房とは別々なんだけど、
廊下を挟んで向こうとこっちで、
扉も閉めずに寝ているから、
もし何かあれば、
声を出せば様子が分かるんだけど、
朝、携帯が鳴るんだよ」

私「誰からですか?奥さんからですか?」

先生
「そうなんだよ。
おかしいな?と思うから
様子をみに行ったら
顔が青くなって苦しそうでさ」

私「まだ、その時は生きていたんですか?」

先生「そうそう」

私「話せたんですか?」

先生
「話、できたできた。
で、トイレ行きたいって言うから、
そのあとトイレ行ってさ…」

私「一人で?先生が連れていったの?」

先生「一人でさ」

私「えっ!一人でトイレ行けたんですか?」

先生
「行けた行けた。で、トイレ入って扉閉めてから
中から変な声?っていうか、音?っていうか、
様子がおかし音が聞こえてくるから、
直ぐ娘たちを起こしに行ってさ、
トイレで様子がおかしいから見てくれって言って、
そうしたら、扉開けたら、もう意識がなくてさ…」

私「で、救急車呼んだんですか?」

先生
「違う違う。
それがさ、自分で呼んだみたいなんだよ。
私のところに電話してくる前に、
自分で救急車を呼んでいたんだよ」

私「えっ!それ凄いことですね!」

先生
「それで、向こうから(救急隊)から
折り返しかかってきた電話に次女が対応して、
長女は「お母さーん!」って叫んでいるし…
そのうち救急隊が来て、
心臓マッサージとあれやってさ、
あれ?何だっけ?あれ?
どかーんって動くやつ?あれ?」

私「AED?」

先生
「そうそう。
それで心臓マッサージもしててさ、
それでも動かないから、
病院に行かないとっていうから、
何だっけ?あれ?アレに乗せてさ、
ホラ、何だっけ?布みたいなやつ?」

私「担架?」

先生
「そうそう。で、アレに乗せ替えてさ、
あれ?あれ?何だっけ?」

私「ストレッチャー」

先生
「そうそう。で、墨東病院に行ってさ…
長女が一緒に行くっていうから
救急車に乗っていったけど、
病院に行くまでの間も中でずーっと
心臓マッサージやってくれたみたいで…」

私「そうですか…」

 

亡くなってから2日経った会話からも
まだ先生の動揺が伺えると思います。

 

それで、答え?は

分かりましたか?

 

 

 

つづく…