海外から比べると、日本はキャッシュレスが遅れている⁈
というメディアの報道がありますが、
便利になる事は、否定しませんが、
便利になる代わりに、何か⁈大事な物を失うのではなかろうか?
と非常に危惧している一面がある。

物々交換が常識であった時代から、
カードやスマホで決済しながら、
画面や映像だけ見て物が買える時代へと変化してきている。

現金を給料袋でもらっていた有り難み、
今月も一生懸命に働いたという実感、
雇用者と被雇用者とのコミュニケーション、
実感に付随する様々な行為が、
現実の世界で生きているという無意識の実感が伴っていた。

問題は、この実感が失われてくる現実にある。

自分のお金の出し入れの実感が失せてくる。

この実感が失せる現象は、日常生活の売買において
非常に大事な感覚を失うだけでなく、
感覚の1つである、自分の身体に向き合うという感覚に、どのような影響を与えてくるのか?
非常に危惧している。

実態のない生活をしている人間が、
実態のある身体に向き合う感覚が研ぎ澄まされるであろうか?
研ぎ澄まされる訳などある訳がない。
間違いなく、鈍い人間が増えてくる事は否めない。

ネットゲームの中で必要なアイテムを買う実態のない感覚が、
既に先行している今、
これに追い打ちをかけるように、次は実態が薄れていく売買が成立していく。

動物としての人間の感覚は何処へ行くのか?

断言できる事は、可能性を秘めた、生命力旺盛な感覚を持った人間は、
絶対に減る事は確実だが、間違っても増える事は無い。

気が付いたら末期!とか…
気が付いたら余命宣告されたりとか…
科学や医学のレールを行く、水面ギリギリの超低空飛行で生活する
人間ばかりの時代は目の前に迫っているのか?と思うと、
果たして、人間は何処へ向かっているのか?

今のところ、
キャッシュレスがもたらす人間社会や身体へのデメリットを取り上げている
メデイアには、まだ、出会った事がない…

皆さんは?どう考えますか?