つづき

 

自分では、一生懸命に
育児をやっているつもりになっているが、
結果的に、子供達には、
少年期に抱えた「隠された敵意」を
無意識に発散する場所になってしまったのです。

この「隠された敵意」は
非常に重要で、

抑圧された幼少時の
屈辱的な数々の感情的記憶が

大人になっても
自分を取り巻く社会で
無意識のうちに露呈してしまい
あちらこちらで問題が多発する事が
よくあるのです。

(「隠された敵意」については
調べてみると良いでしょう。)

そして、極め付けが、

久しぶりに夕食をした次の日、
長女と次女とメールをする
予定になっていたので、
メールをすると、

2人とも、
メールの中に、
「昨日は、有り難うございました。」
という感謝の文字が一文字も無かったのです。

そうです。

前出の、
ネギをこぼして拾わない
アホンダラ青年と
何ら変わりが無かったのです。

正しく、

『育ちが悪い』

最近の若者は、
こんな感じなのでしょうか?

日本人の良さが
失われつつあるのではないでしょうか?

司馬遼太郎が危惧していた、
(以前にもコラムに書きましたが)
「無感動体質」の国民が
こんなところにも顕著に
出現しているんですねー。

感謝の感情が無い体質。
表現が乏しい体質。
気持ちが乏しい体質。

確実に、希薄な人間が
増殖しているのです。

 

由々しきことです。

そんな人間にならないために
どうするか?を考えて
子育てに取り組みたいものです。

 

 

 

おわり