コロナの中で危惧する事

本当に議論すべき事

 

世の中は、
「コロナをおさめる事」と「経済の回復」についての
2つの事のバランスの話だけしかない。

だけど、一番重要な
「心の崩壊」については、
ほとんど議論されていない。

子供が成長するのには、
「密」が絶対に必要なわけです。

ライオンでも虎でも犬でも
みんな親子で、戯れあって、触れ合って
成長していきます。

人間も、母親と小さな子供が寝る前に
シーツの上で戯れあって成長するわけです。

そういう、戯れ合う「密」が無ければ
成長できないわけです。

我々、大人でも、
集まりがあって
最後の別れの際には、
「今日の日は、さようなら、また会う日まで」
と「密」になって肩を組んで、
それによって「心理的成長」があるわけです。

しかし、今、
「3密」を避けるという理由で
「心の成長」や「心理的成長」の
機会を失ってしまった。

「人と関わる事」や「触れ合う事」が
悪い事になってしまった。

ヘーゲルが歴史哲学の中で、
「正しい事と間違っている事が出た時には問題は無い。
歴史上、難しい事というのは、
正しい事と正しい事とが衝突する事だ」と言っている。

今回のコロナが、正に、そう。

 

 

つづく…