つづき…

 

コロナ渦で、

「人と距離をとりましょう」とは正しい事なんです。

だけれども、

「密になって人と触れ合う事」も正しい事なんです。

 

つまり、

「正しい事」と「正しい事」が矛盾しているわけです。

本当は、ここをどうにかしなければならないのに、

不安定なコロナの今の時期に、
本当の問題は、「心の成長」にあるという事が
議論としてもすら出てこないところに大きな問題がある。

では、どういう「心の問題」が起きるのか?

最近でいうと、
騒ぎになったのは、

少年が人を殺しといて
「何で人を殺しちゃいけないんですか?」
と言って社会がビックリする。

ところが、
何で?っていうのが
説明できないわけです。

もちろん、法律ではいけない事と定められているが、
根本的なところで説明ができない。

何で?っていう説明できないことを
考えた瞬間に、もうそれはその社会の一員ではない。

社会は、
共通に社会が成立するためには

「自明の事」
「明らかな事」

が重要なのです。

説明不能の事は、説明不要の事なのです。

ところが、
今、説明不要な事を平気でもって犯罪なんかをやりだすわけです。

で、「自明な事」が出てくるのは、
「戯れ合って」というような
「人」と「人」との接触の中でうまれてくる。

そうすると、今の小さい子供たちが
20年経ち、30年経ち、
30歳40歳になって世の中の中核になった時に、
とんでもない感覚を持った人間がいっぱい出てくる。

 

 

 

つづく…