『→感染症の専門家という視点で、
新型コロナのウイルスについて
どんなことが言えますか?

まず、毒性が極めて強い。
このウイルスに対して人間の
免疫能力が強く反応し、
多臓器にダメージが生じる
「サイトカインストーム」が起きます。
肺が最初にやられますが、
腎臓などにもダメージが出て、
ショック状態に陥り、
最後は心肺停止で亡くなります。

そんな毒性の強いウイルスが、
鼻水や唾液の中にものすごくたくさん入っている。
その数たるや、インフルエンザの
何倍もあるといわれている。

話すだけで辺りにウイルスがまき散らされます。
ましてやくしゃみなんてしたら、
ものすごい量の飛沫をまき散らします。
それが空気中に3時間程は漂っているという研究結果がある。

ですから私たちは患者が入室したら、
空気感染が起こると考えて行動します。
そのためにN95という高い規格を満たす
マスクで防御することが重要なのです。
ところがそれが今、全然足りていません。
私は同じマスクをもう1週間ぐらい使っています。
洗ったり、アルコールで消毒したり、
紫外線を当てて滅菌したりして、
使い続けています。

→本当に滅菌できていますか。安全ですか?

数がないので、そうするしかない。
ただ私は、自分はもう感染しているかもしれない、
と考えて行動しています。
帰宅したらすぐシャワーを浴びて、
自宅では自室に閉じこもります。
勤務以外に外出はほとんどしませんし、
家族とも家庭内別居状態。
自分が無症状であっても、
話をするだけでものすごく感染力の強い
ウイルスを撒き散らしかねないのですから、
人から距離を置くしかありません。

ニューヨークの多くの病院では今、
建物の隣にトレーラーが停まっています。
何が入っているかというと、遺体です。
どこも霊安室がいっぱいになりつつあるので。
しかも非常に悲しいことに、
感染力が高いので、
その遺体を家族に戻してあげられない。
トレーラーで冷やして保存した後は、
おそらくすべて焼却することになります。
米国では火葬した後の灰を
墓に入れる文化はないので、
遺族には「火葬しました」という
通知が来るだけだと思います。

そして私、すごく疑問に思うのです。
どうして日本は「人命が最優先」とならないのか。
どうして経済が優先されてしまうのか。
衛星放送のニュースを見ると、
企業の決算期が終わってから
非常事態宣言を出すほうがいいだとか、
論点がものすごくずれているように感じます。

薬害エイズでも非加熱製剤の危険性が
分かっていながら、製薬業界は
人命より経済的利益を優先しましたよね。

その判断がどれだけ悲惨な
結末をもたらしたか。
それを思い出せば、
日本政府が今下すべき判断は
明らかだと思います。』

https://diamond.jp/articles/-/233957より添付
斎藤孝医師の話

 

この状況が今の医療の最前線です。

 

 

あくまで、
医療の最前線であって
最新情報は違うところに
あるようですねー

 

つづく…