つい先日、メディアで放送された内容です。

「スーパーバグ」といっても
夢食うバグのスーパーなバグ?
ではありません。

今回は薬剤耐性菌についてです。

この議題は、G20でも
主要議題になっているようです。

それも、
内容を理解すればうなずけます。

薬剤耐性菌、
つまり、薬が効かない、
これまでの抗生物質が
効かなくなってしまった
「進化した細菌」についてです。

その前に…

我々が幼少の頃は
当時の日進月歩の医療において

「風邪を引いた!」となると、

医者へ行き
「とりあえず抗生物質を出しておきますね!」
と、医者に言われ、
何も考えずにそれを飲んでいました。

そもそも
抗生物質とは、
細菌などの微生物の増殖抑制、
殺菌作用のある物質、薬です。

抗生物質を処方する理由は、
細菌由来の病気の症状を
抑えるために処方するのですが、

⚫️「細菌」を原因とする病気

⚫️「ウイルス」を原因とする病気

とでは、

抗生物質の効果が違ってくるのです。

細菌由来の病気
・肺炎
・胃腸炎
・髄膜炎
・扁桃炎
・結核
・食中毒
・コレラ など

(コレラだけに?)
これらには抗生物質が効きますが、

ウイルス由来の病気
・インフルエンザ
・麻疹(はしか)
・おたふく風邪
・帯状疱疹
・手足口病
・ノロウイルス
・エボラ出血熱 など

には、抗生物質は効かない。

よって
巷でいう、
「風邪」には
抗生物質は効かない
という事になります。

 

 

つづく…

 

 

追伸

 

細菌とウイルスの違いの定義は、
遺伝子の中のDNA、RNAの両方持っているのが細菌
DNA、RNAのどちらか一方しか持たないのがウイルス

 

細菌とウイルスでは
大きさも違います