つづき….

そこで、

「分析対象にしたのは、「EPIC-Oxfordスタディ」
と呼ばれる観察研究に参加した英国の成人です。
EPIC-Oxfordは、1993年から2001年までに、
英国全体でおおよそ6万5000人の男女を登録して行われました。」

(→医療統計学では、かなり信憑性が高いデータベースですね!)

「虚血性心疾患や脳卒中の病歴がなかった
4万8188人を、ベースラインで
収集した食物摂取に関する情報に基づいて、
以下の3群に分けました。」

(1)肉を食べる人(魚や卵、乳製品を食べるかどうかは問わない):2万4428人
(2)魚を食べる人(肉は食べないが、魚は食べる):7506人
(3)ベジタリアン(肉と魚は食べないが、卵と乳製品のいずれか〔または両方〕は食べる):1万6254人。
  ヴィーガン(肉、魚、卵、乳製品を全て食べない人/1832人)を含む

「2010年から2013年にかけて
上記の人々に再調査に応じるよう依頼したところ、
2万8364人が応じました。それらの人々に、
食習慣に変化があったかどうかを尋ねたところ、ベースラインで
肉を食べていた人の96%、
魚を食べていた人の57%、
ベジタリアンだった人の73%は、
そのままの食生活を続けていました。」

(→ふんふん…それからそれから…)

「3群の人々を2016年3月31日まで追跡し、
必要な情報が得られた20歳から90歳までの
2万8364人を分析対象にしました。
18.1年間の追跡期間中に、
4万8188人中2820人が虚血性心疾患を発症、
うち788人が急性心筋梗塞と診断されていました。
また、1072人が脳卒中を発症、
うち519人は虚血性脳卒中、
300人が出血性脳卒中と診断されていました。

つづく….