つづき…

米国では、「肩を壊す」とされている悪評の「投げ込み」が、
日本では、選手の身体を守る「投げ込み」になっている。

それを後押しするように、
黒田(広島)にこの話をすると、
こんなエピソードを教えてくれた。

黒田
「オフにロサンゼルスでマイナーの選手らと
自主トレをすることがあるのだけれど、
彼らに言われたことがある。
『小さい頃にきちんとした投げ方を教わりたかった』って」

TVでメジャーの中継などを見ていると、
クセのある投球フォームの選手が多いことに気が付く。

日本人投手からしてみれば
アメリカの個性的なフォームが
「故障?大丈夫かなぁ?」と思うそうだが、
マイナーからメジャーへ上がる過程で、
それが大きく矯正されることはないという。

独特の投げ方により独特の変化が生まれる。
それを生かす方が大切だ、
という考え方が米国には根底にある。

つまり、
個性を大事にして身体を蔑ろにしている
という結果につながっているとも言える。


メジャーは、選手の個性を生かして球数を制限し、
投手を守っている気になっている
表面的な球界。


日本は、一見、一昔前の根性論的な
投げ込みで酷使するが、
試行錯誤して身体に負担が少ないフォームに
量質転換される球界。

これは、
明らかに文化の違いなのか?
民族性の違いなのか?

日本人って誇り高き民族のような
そんな気がしてきましたねー(笑)

どうですか?皆さん?

ここで、
当研究所が提案したいのは、
量質転換と相互浸透の法則に加えて、
自国の文化である
正座のメカニズムの要素を加わえることで、

米国が絶対に真似できない、
日本特有の質の高い野球に、
更に進化できると思うのですが、
残念ながら、未だ、野球関係者は
誰一人として気が付いていないようです。

(どうして、そんな事が言えるのですか?)

色々なスポーツ番組やTVで、
元プロ野球選手の解説者、
チームドクター、トレナーなどが
出演されていますが、

当研究所と同じ視点で
選手の身体を観ている人に
出会ったことがないからです。

だから断言できるのです。

このコラムでも何回も書いていますが、
「原因と結果」が違うという現実に
気が付いて無いということです。

これは、他のスポーツにも言えます。

身体においての
「原因と結果」が違う点については、
このコラムを読んでいる皆さんは
もうご存知ですよね?

追伸

野球界にも
「風評」ってあるんですねー

それも医学の世界と同じで
「アメリカ発の風評」です。

ここで、考える力のない選手は
選手生命を削って右往左往するのでしょうねー

どの世界にいても
全てに言える事ですが、

考える力

やはり大事ですね!

今回は、こちから抜粋です

https://dot.asahi.com/aera/2019090400083.html?page=1

https://www.nikkei.com/article/DGXZZO71763000V20C14A5000000/