60代夫婦としておく。

旦那さんは、左腕を上げると
一定の角度になると肩が痛いと訴える。

その訴えている声にも異常がある。
かすれるような声で話すのだ。

「ん?」喉元に異常があるな?
と、推測できる。

主訴の肩を触るが
訴えているほどの異常感が手に伝わってこない。

しかし、触る事で患者の要求を満たす意味がある。
要求を満たすことで安心感が生まれるのだ。

つづけて、
うつ伏せになってもらい
肩甲骨周辺を触ると、内縁の上角に異常がある。

そこにある溝を辿っていくと
胸椎2番の左の硬直に辿り着く。

声のかすれと腕を上げた時の肩の異常は
ここが原因である事は察しがついた。

が、何故?胸椎2番の左に出ているか?を
探ることが、他の療術や医学とは違う
当研究所独自の真骨頂である。

駄目押しの確信が必要であるため
仰向けになってもらい
左季肋部と左の腹直筋を確認する。

左の季肋部は、
夕方の時間帯の割には
お腹の中に物が入っているような感じで
溝が無く、指が入りずらい。

つづく、腹直筋は
「今日は、やけにそこが痛いねー」
と本人が訴える。

この反応が駄目押しになり、
暑さからくる肺が落ちた事が
全ての原因である事がわかる。

再び、うつ伏せになってもらい
肩甲骨周りと下部胸椎を捉えて、
肺を上げる。

そして二の腕の深部と大胸筋を伸ばすように
体操を誘導する…と、
声のかすれが解消された。

(技あり!と確信)

私「声が変わりましたね?」

患者「あっ!ホントだ!」

続いて、
私「夜、エアコンは使っていますか?」

患者「はい!」

私「タイマーなんか使っていませんよね?」

患者
「タイマーかけています…
暑くて目が覚めるときにトイレに起きるので丁度良いんです…」


「…ダメです…身体は悲鳴をあげてますよ。
暑くて目が覚めるときは、肺が落ちています。
それが原因で腕を上げると肩が痛いんですよ!」

患者「そうなんですか?」


「そうです…肩の痛みが取れますから、
エアコンのタイマーはかけないで下さい」

ここで、皆さんも
考えてみて下さい!

世の中の常識として、
来院された患者が訴える肩の痛みに
就寝時のエアコンのタイマーをかけなければ
肩の痛みが取れる!?
なんて、言う医者は100%
「ヤブ医者!!」と口外されるでしょう。

しかし、
身体の要求を丁寧に紐解いていくと、

「暑さで呼吸器に負担がかかっている!」
「エアコンを上手に使え!」って、

身体が教えてくれるのです。

身体の要求が読めない医者は、
レントゲンで被曝させたり、
湿布を処方したり、
注射を打ったりしてやると、

アホな患者は、
「あそこはイイ医者だ!」と
評価するのです。

この現実を皆さんは?
どう考えますか?

つづく奥さんは?

というと…

つづく…