記憶に新しい悲惨な事件ですが、
熱りが冷めてきましたので、
当研究所からの観点を解説したいと思います。

この事件は、警察の巡回パトロールを
増やして防げるような事件ではありません。

一種のテロと言っていい事件です。

このような事件事故の被害者にならないために、
どうするのか?を考えたいと思います。

巷で、よく目にする耳にイヤホン。

五感の1つを使えないように、
自分で耳を塞いでいるのだから、
テロが起きた際の、大事な咄嗟の初期行動が
的確に取れないという意味では、
とてもリスキーな振る舞いと言えます。

交差点で信号待ちをしていたとされる
被害者は、

どう考えても、彼には落ち度はありません。

しかし、テロのような事件事故から身を守るためには、

耳にイヤホンしていなかったのか?

イヤホンをしていなかったのであれば、
犯人に気が付けなかったのか?

何かに気を取られていたのか?

犯人は気配を消して?
背後から襲ってきたのか?

犯人は、特殊な訓練を受けた殺し屋?ではない筈。

気配に気が付けなかったという事なのか?

今や交差点で信号待ちをしていても
いつ、何時、車が突っ込んでくるか?も、
わからないご時世なのに、
何に気をとられていたのか?

そういう意味では、
疑問が多い…

つづいて、

犯人は、
スクールバス待ちの子供達の列に
背後から襲いかかってきたとの事。

バス待ちをしている子供の列の先頭には、
教頭がいた報道があったが、

教頭は?何処を向いていたのか?

子供達に背を向けて、前を向いていたのか?

報道では、
「他の歩行者の邪魔にならないように、教頭が
列を乱さないよう、子供達に指示を
出していた一面もある」とされている。

事件のとき、
教頭は?何処を向いていたのか?

数十秒の犯行とはいえ
悲鳴が聞こえてからの教頭の行動は?
子供達を守る行動が取れていたのか?

格闘家の
那須川天心もコメントしていたが、

刃物を持った犯人相手に怯んだのか?

天心君はまだ若いから、
生きる事を前提に、
刃物を持った加害者と向き合うことには、
限界がある。

しかし、この教頭、
立場的には、大事な子供を預かり、守る立場にある。

状況によっては、
いわば、警察官、消防士、自衛官などと同じで、

任務を遂行するために
時には、危険を顧みず
自己犠牲において取るべき行動がある
立場にあるとも考えられる。

ここに居合わせた、教頭の
危機管理はどうだったのか?
甘さはなかったのか?

過去に起きた、
大阪府池田市の小学校で
無差別殺傷事件の教訓が、残念ながら、
今回は、全くいかされていなかった事になる。

そういう意味では、学校側にも
危機管理という観点からの疑問点が非常に多い…

それでも、仕方ない!といえば本当にその通りだとも言える。

つづく…