守秘義務がありますので、本来は、詳細は記さないのですが、
今回は、ご本人様に了承済みである事を最初にお知らせしておきます。

私「本は読んでる?」

40代男性メカニック
彼「ハイ!少しづつですが読んでいます」

再び、主訴のある腕を触ると、
これまでの経過から読み解くのであれば
症状が落ち着いて、ひと段落しているような感じを受ける。
(感じている事を表現するのは難しい…)
(知らない味を伝えるようなもの…)

本来であれば寝た状態で行うのだが…
工場なので、横のなれないため、
立ったままで、身体を変える体操を行うことにした。

私「まっすぐ立って、両手を上に上げて…」
彼「こうですか…」
私「そうそう…耳の横まで…」
彼「ハイ…」

運動系を見るため…

私「左から上にもっと伸ばして…」
彼「ハイ…」
私「戻して…」
彼「ハイ…」
私「反対、右もここをもっと伸ばすように…」

感受性を誘導する

彼「イテテ…」
私「(やっぱり)…はい、もっと伸ばして…」
彼「アイテテテ…あれ?何で右だけ痛いの?」
私「もっとだよ…!」
彼「いっっっっった!(痛)」
私「イイねー。はい、もう一回、反対…左…」
彼「ハイ…あれ?こっち痛くない…」

気を高める…

私「ここ!ここを感じて…」
彼「ハイ…」
私「戻して…もう一回、右…伸ばして…」
彼「アレ!さっきより痛くない…」

更に気を高める…

誘導の仕方、
言葉掛けのタイミング、
相手の感受性を呼び覚まし、
如何に相手の気を高めるのか?
を先読みして誘導するのだ…

私「もっと伸ばすんだよ…」
彼「痛いけど…最初と全然違う…あぁぁーこっち伸びないですね…」
私「ハイ、下ろしてー」
彼「アレ?何か?指先がジワーッとしてる…」
私「原因はそこだね…そこ変えれば治るよ…」
彼「ホントっすか!」
私「続けた方がイイね…」

全く気が付いていなかった、
自分の身体の左右差にやっと気が付いた感じ。
(これは、マイナス適応していた事になる。著書参照)

私「本の原因と結果のところは?読んだ?」
彼「まだ、そこまでいっていません」
私「今回は、そこに書いてある事と同じだね」
彼「わかりました。よく読んでみます」

こういう人は、自分の体験から
身体の機能を高めることができるのです。

そして、大太刀(著書参照)が磨かれていく事になります。
但し、真面目に続けていればの話ですけどね…

それから、1週間後
LINEで様子を伺うと、

彼「お疲れ様です。
順調に回復しています。
言ったとおり3日目位から痺れは、
ほぼ感じなくなって来ました。
まだ若干ある感じですが気にならなくなりました。
ありがとうございます。」

と、返ってきました。

散々、整形外科に通い、レントゲンまで撮り、
1年以上患っていた腕の不具合が、
身体の本質を知る当研究所にかかれば、

頭に油を注入して、
エアーを調整し、
ドライバーで微調整する事で、
一回教えた体操で、3日目で変化が出た事になります。(^^)

注意しなければならないのは、
整形外科が悪い訳ではありません。
これが医学の実力なのです。

原因は、腕の使い過ぎから
胸にまで悪影響を及ぼした結果
指先の痺れとなって現れた臨床例になります。

これは、身体の中心と末端の関係に加え、
原因と結果が違うという臨床例です。

我々にしてみれば、よくある、簡単な事です…

追伸

彼のラインの返事に、

「頭に挿した、油とエアーが効いたんだろ!
今度は、モンキーで頭微調整した後、オイル交換してやるよ!」

と、信頼しているメカニックに
返した事は、言うまでもまりません。