ほろ酔い加減で店内に突入を試みる。

自動ドアの前に立ち
ドアが開くわずかな時間で
店内を見渡す。

「(ん?)」

「(オイ!オイ!)」

客 0

帰宅ラッシュの時間帯で、
駅近のモスに客がゼロ!ゼローッ?

「(何だーーー?)」

暇すぎて、やることがない店員が
キレイにした筈のテーブルと椅子に、再び
手を添えて、少し動かす素振りを見せながら、
動かした結果は、元の位置!
と、何ら、変わらず。

やる事がなく、
手を持て余している店員が
私の入店により緊張感が走る。

客席に出ていた店員が、
オーダーを受けるカウンターに
そそくさと戻り、私の注文を受ける。

一通り、オーダーを済ませ
店員が、暇な時に、キレイにし過ぎた席の
一角に座る。

キッチン内は、
久々の?オーダーのせいか
スタッフが活気付く!

私は、そんな状況を横目に
コラムの続きを書くために
準備をする。

バックからiPadを出して
Wi-Fi繋ぐ準備をしていると、

「(んっ!!)」

店の出入口が開いたと思ったら、
身体に激痛が走った…

「(きたなっ!)」

得体の知れない何かが、
私の左の肩を鷲掴みしてきた。

 

 

 

 

つづく…