大の字になった広場の横がすぐ
杜の入り口になっていました。

仙人曰く
「今日一日、杜にお世話になりますので
入る前に必ず挨拶をしてから杜に入っていきます」

続いて仙人
「今日、みなさんが来る事は杜は分かっているし、
迎え入れてくれています。
これから杜で起きることは全て必然です。
偶然な事は何ひとつもありません。
風の音も鳥の鳴き声も偶然ではありません。
全て必然です」

仙人は、そう告げると、
杜に入る手前で丁寧にお辞儀をして
杜に中に入っていきます。

つづく、我々も、
1人1人、仙人を見習い
杜に入る手前で一礼してから
中へ入っていきます。

 

仙人が先頭を歩き
それに次いで、私が後を追う。
その後ろを他一同が一列に並び
杜の奥に進んでいきます。

 

 

杜に一歩入った瞬間
「(うーっわ!ここは違う!)」と
最初から都会では味わえない、
言葉では説明しようがない、
空気感、雰囲気がありました。

 

5〜6分だろうか?
少し歩いたところで

仙人「ハイ!ここで止まります」

仙人
「それでは、ここで何でもイイので、
落ちている枝を探して拾って下さい。
どの枝でも、どんな枝でもイイです」

一同、それぞれが足元を物色して
それぞれが枝を手に取ります。

仙人「(私に)こっちに来てもらえますか?」

仙人
「今、拾ったものを自然の状態で持ちます。
そして先ほどのようにしっかり踏ん張ります。
それで、身体を押してみる」

仙人「どうですか?」

私「踏ん張れます」

仙人
「それでは、次に、不自然な状態で持ちます」
「同じように踏ん張ってから身体を押してみます」

私「あれっ?!力が入らない」

仙人「では、皆さんもやってみましょう」

一同
「キャー!おぇー!うぉー!何だこれー!」
「全然、違うー!」

 

 

つづく…