つづき…

 

女性「鳩の足には輪っかのようなものは付いていますか?」

私「付いていません」

女性
「では、野鳩ということになります。
そうすると、どんなに怪我をしていても
条例により保護できません。」

私「そうなんですか?」

と、返事をしたものの…

以前、大泉で雀の子を
保護した時のことが頭がよぎった。

忘れていたが、
そんな条例があった事を
思い出したのだ。

女性
「鳩とカラスは増え過ぎて、
特に野鳩は保護できないんですよ。
それも、人間の勝手な都合で
増えてしまったんですが…」

私「そうですよねー」

女性
「もし、保護するのであれば
東京都環境局自然環境部計画課鳥獣保護管理に
連絡をして指示を仰ぐかたちでなければ
病院側も扱えません」

私「そうなんですねー(確か、以前もそんな事を言われたなぁ)」

女性
「仮に連絡したとしても
『元の場所に戻して下さい!』って
ほぼ言われると思います」

私「そうなんですねー(以前も、そうだったなぁ)」

女性「可哀想なんですけどね…」

私「そうですねー」

女性「羽は?大丈夫なんですか?」

私「羽は大丈夫です。飛べると思います」

女性
「足の骨折は時間がかかるので…
でも飛べるようなら、
生命力が強ければ
生きていけると思いますので…
ちょっと可哀想ですけど…」

私「そうですねー」

女性
「今は?鳩はどうされているのですか?」

私「(前文通り説明して…)」

女性
「お風呂場でしたら大丈夫だと思いますが、
野鳩は、かなりの確率で
オウム病の問題がありますので
気を付けてください」


「鳩なのに?オウム病ですか?
(人間なのに狂犬病と同じか)」

女性「素手で触ったりすると非常に危険です」


「イヤイヤ…素手で触りまくりですけど…
(写真の通りです)」

 

 

 

つづく…