早速、質問です。

湿布を貼って良くなると思いますか?

著書を読んだ方は、簡単ですね…

→答え
湿布は、貼っても、
治りを遅くすることはあっても
その効果をもって早まる事はない!
と、考えられます。

→理由
身体は、捻挫や打撲などで
壊れた組織を修復するために、
血流を増やして(←ここ大事)
壊れた組織に炎症反応を起こします。

壊れた組織を修復するために血流量が増加すことで、
腫れ、発熱、不快な疼痛が伴ってきます。

腫れの意味→修復する白血球(リンパ球、単球、顆粒中)が集まってくる
発熱の意味→白血球の働きを助ける
不快な疼痛の意味→
・壊れた患部を安易に動かして欲しくないため
・患部に気を集めるため

身体は、
必要があって、自動的に、
患部に、腫れ、熱、痛みを出してくるのです。

世の中の風潮は、
特に、痛みは悪いモノと
されていますが、逆です。

当然ですが、痛みにも意味があるのです。

幼少の頃、親父に「痛い」と言うと、
「生きてる証拠!」と一蹴されていました。
親父は身体に関して全くの素人でしたが、
今、思えば、まんざらでもないなぁ〜
と、感心させられます。

話を戻す…

勘のイイ人は、もうお気付きですね!

炎症反応は、自然治癒で必要な反応なのです。

では、炎症反応が起きて
冷やす行為や
消炎剤の湿布を貼ることは?
どういうことなのか?

患部の炎症を抑えることで、
血管やリンパ管は収縮した状態になるため
確かに、痛み物質も流れませんから、
痛みは感じないか or 痛みが和らぎます。

(目先人間は、これが良くなっているものと勘違いする)

しかし、治癒に必要な血液が流れないため
その分、治癒は遅れることになります。(←当たり前)

また、冷やす事で痛みを
感じないように
和らげるように
していますから、
ゲガをした時の身体からの欲求である
「動かしたく無い」という要求に逆らい
動かしやすい状況を人為的に作ってしまうことになります。

仮に、患部を、動かしていたら?
修復は?どうなりますか?

簡単ですね…
腫れて動かさないときよりも
修復は遅れることになりますよね?

だって、傷口に塩塗っていますから…
最高学府の目先男と同じです!
(再び登場)

患部を修復するには、
大量の血液が流れ込まないと早く治らないのです。

では、早く治すにはどうするのか?
簡単ですね…

大量の血液が流れ込む状況を
手助けしてあげれば良いことになります。

血流が増すと?どうなりますか?
腫れ→増します
熱→増します
痛み→増します

全てが、増し増しになりますが、
早く治るという事になるのです。

アキレス腱断裂を自分で治した時は、
ガンガン温めても、そんなに腫れませんでした…
そういう意味では、熱が必要だったと考えられます。

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これは、アキレス腱を断裂して3日目の写真です。
最後の写真は、外くるぶしに水ぶくれができています。
蒸しタオルによる火傷ですが、色々な理由から、
火傷よりも熱を深部に浸透させる事を優先したのですが…
だから手術するよりも早く治り、リハビリも短くて済んだのです。
(火傷は真似しないように…著書参照)

痛みが無い状況が良くて、
治りが遅くても構わない人は、
ドンドン、ジャンジャン冷やした方が良いでしょう。

但し、この場合、程度にもよりますが、
古傷になる可能性もありますので、
理解した上で冷やしてみて下さい。

著書参照!

ピッチャーのアイシング?
これについても、
同じ理由で言及しています。

ヒポクラテス様様ですね!