また、
「不安を感じやすいという症状」には、
指先にセンサーを装着して心拍を測定しながら、
自分の心臓の動きに意識を向けます。
実は、内受容感覚が敏感すぎても
自分の心拍を正しく感じ取れません。
実際の心拍を確認しながら
感覚のズレを修正していきます。
このトレーニングを
1日30分程度1週間続けたところ
不安に関する指標が低下し、
身体の不快な症状も改善されたのです。
このトレーニングで
内受容感覚が改善されたとき
島皮質と脳の他の部分とのつながりに
ある変化が見られました。
トレーニングの効果が現れた人ほど
島皮質が活動するとき
前頭前野も働くようになっていました。
つまり、島皮質と前頭前野の関係が
密になったことを意味します。
前頭前野は、
感情をコントロールする
機能があると言われている。
(→言われている!なので、
解明された訳ではありません)
島皮質と前頭前野の結びつきが強くなることで
「感情」を暴走させない、
「不安」を増大させないで済むような
効果が得られるのではないか?と期待されている。
(→しかし、これはまだ研究段階なので
一般的には行われていません。)
つづく…