成り行きで、
貴重な時間を酔っ払いのために使っている。

こんな事しているなら
帰って早く寝たい気持ちで満載である。

しかし、
人助けのつもりで
恐怖しながらも血だらけの汚い爺に声を掛けた
女性の善意を心の拠り所にして
緊急車両が来るまで耐えることにしました。

緊急車両を待っている間の時間が
長く感じられ、思っていた以上に、到着するのに
時間がかかるもんだなぁー?と感じていた。

その間、酔っ払いは
相変わらずの罵声や怒号を浴びせてくる。

プーチン話も再燃。

若い女性は、
私の爺を適当にあしらっている光景をみて
色々な状況を学習したもよう。
絡んでくる酔っ払いをいじりはじめたのだ。

女性「私のお爺ちゃんは、バイデンなの!」

60代男「…」

それを聞いた私も、
一瞬、吹き出しそうになった。

そりゃー
酔っ払いも返答に困るだろう。

サイレンの音が遠くの方で聞こえはじめた。

こういう時は、救急車よりも
警察車両を呼んだ方が
酔っ払いの処理は速いような気がした。

酔っ払いにも
白衣の救急隊よりは、
制服を着た警察官の方が
酔い覚めになりそうだ。

その後、
救急隊に血だらけの酔っ払いを引き継ぎ、
第二発見者の私は現場をあとにした。

今回は、
血だらけの酔っ払いはどうでも良いのですが、
困っていそうな人に、
勇気を出して一声かけた
女性の気持ちに敬意を払いたいですね。

 

 

 

おわり