つづき…

血だらけの60代男をみて
疑問から確信に変わった私は、

第一発見者の女性に

私「心配ないみたいですね」

若い女性は、
少し腰がひけるような
おっかなビックリしながら

女性「?」

キョトンとしている。

その隙に、60代男は立ち上がり

60代男「何だよー寝てたのによ〜」

女性「顔から血が出ていますよ!」

私「(完璧に酔っ払いだ!)」

60代男「うるせ〜そこの兄ちゃんもよ〜」

案の定、かなり、お酒をお飲みのようで
ロレツが回っていない。

女性「救急車読んだ方がイイですかね?」

私「そうですねー」

女性が電話をかけるそばから
60代男が怒号を発する。

怖がる女性

私「救急車が来るまで私もいますから大丈夫ですよ」

電話で緊急車両を手配する女性の横で
60代男が酔っ払い特有の大声を張り上げて
罵声を浴びせてくる。

公園の柵に寄り掛かり、
靴も脱げて、大分、
ご機嫌のようだ。

私、1人であれば、
酔いを覚ますために
公園の池にぶん投げて差し上げるのですが、

仕方なく、救急車を待つ間、
少し付き合うことにしました。

60代男「俺はよープーチンと友達なんだよ」


「凄いじゃないですか!
じゃーウクライナに行かなくてイイんですか?」

酔っ払っていても
侵略戦争に関心はあるようで、

60代男「イイ気持ちで寝てたのによー」


「すみませんねー。もう一回寝てもいいんじゃないですか?
大分、コンクリートも暖めていたみたいだし…」

60代男「…おらぁー」

 

 

つづく…