体操中に変化させる
ポイントを触ることによって
意識が集中しやすくなり、
身体が変化しやすくなります。


「(触りながら)ここを変えるように、
そして左脚と同じ高さになるように
上げてみます。」

私「そうです…左の高さに近づいてきました」


「そうです。イイですね。
逆の左脚を上げてみます。
同じくらいの高さになりましたね」

私「それでは、ちょっと部屋の中を歩ってみて下さい」

女性「ええっ‼︎あれ〜?全然違う。良くなっています」


「簡単ですねー?
身体の左右の動きを感じながら
自分で調整するだけで、
膝の負担を軽くすることができること
が分かったと思います。」

女性「…ハイ!」

私「どこが?変形性膝関節症なんでしょうか?」

女性「ホントですねー!」


「生姜塗っていた人はそれ以下です!」

女性「…苦笑」


「今のは、5分くらいですよ。
生姜をスライスするのか?擦り下ろすのか?
よく分かりませんが、洗い物を片付ける手間まで考えれば
頭を使った体操の方が、全然、お手軽じゃないですか?」

女性「笑…そうですねー」

私「それで、今日帰ったらまた冷やすんですか?」

女性「いえいえ…」


「良かったですね〜
なんとか人間の感覚を取り戻せて…」

女性「笑…ハイ!」


「言っていることを聞かずに
違うことをするのは自由ですが、
良くならないからといって
文句言わないで下さいね。」

女性「言ってません。言ってません」


「聞く耳持たないで、
勝手なことをする人ほど
陰で文句をいうものです」

女性「言ってません。言ってません」


「今の体操で分かりましたよね?」

女性「えっ?と、言いますと…?」


「最初に、寝た状態で膝を確認しただけで
その後は、一度も膝を触っていませんからね」

女性「そーですねー!(◎_◎;)」

 

 

 

つづく…