今まで
デスクワークで
右側に違和感が出ていた身体が、

立ち仕事になって
左側に違和感が出るようになり

舌の左側が腫れて異常がでるとなると
我々の感覚からいえば要注意なのです。

「活」から「殺」に移行していく
危険性をはらんでいるのです。

この時、診終えた後に
クライアント曰く、
「舌の左の腫れも少し引いた感じがある」
との事だったので、
ひとまず安心したが、

裏をかえせば
「変化した」となると
身体の読みが当たっていることになる。

やはり、
気を緩めてはならない事を知り
手放しでは喜べない状況である事を
再確認した。

その数日後。

予想は的中した。

今度は「左目が見えづらくて大変だ!」
との連絡が入った。

予想はしていたが、
かなり雲行きが怪しい…

「眼鏡で仕事をしていたが、
コンタクトにすれば
何とかなるから大丈夫です」

という。

「(イヤイヤ…そういう問題ではないんだけど!)」

と思いながら、

続いて、
医療機関を受診する旨の
連絡がきたので、
その選択を推奨した。

その結果、

「〇〇眼科クリニックは
女医さんが診てくれて、
評判もいいので行ってきました。

しっかり沢山検査して貰い、
取り敢えず大病ではないことが判明。

加齢による変化の途中らしいです。

硝子体というのが歳をとると
柔らかくなってきて網膜と
離れていくんですって。

それが始まっていることにより、
私は違和感を感じているらしいです。

硝子体と網膜が離れていく時に
傷ができたりしなければ大丈夫だけど、
傷ができると何がしかの症状が
出ることもあるから2、3週間後に
再検査に来て下さいとの事。

黒いものが飛ぶ飛蚊症
という症状は50代からかな、
それは少しあるけど、
それがひどくなることもあるらしいです。

まあ、65年も働いてくれてるからねー。
大事にしてあげなくちゃ。

ご報告まで。」

と、連絡が入った。

文字通り

医者は「目」しか診ない。

身体の特徴も
経緯も
舌が腫れたことも
正中線も
眼科だけに眼中にはない。

一般人からみても
医者に診てもらえば
一安心するのが…

我々は違う。

まだ、気を緩めることはできない
状況であることには何ら変わりはない。

正中線に近い箇所に
何か異常がでるということは、
医者が大丈夫だ!と言っても
我々は警戒するのです。

 

そういうものなのです。

 

 

おわり