デスクワークから立ち仕事に環境が変わって
身体を観察してみると
以前とは違うことが分かる。

この「以前」とは
デスクワークをしていた頃の
身体とは違うという意味で、

一般的に、
身体の特徴は、
使い方、
生活スタイル、
心理状況など、

身体を取り巻く
様々な環境によって
様々に変化し、
その変化も人それぞれ
異なります。

そんな理由から、

こうしたから、
こうなる!的な、
身体の変化を
一概には言えないのですが、

その人の身体の特徴を知っていると
環境によって身体が変化しても
その変化に、容易く気が付くことができる。

デスクワークから立ち仕事に
変わると、身体の特徴や癖の影響が
顕著に現れるからです。

この方は、
デスクワークの時は、
主に身体の右側を
賑やかにしていたが、

立ち仕事になった途端、
身体の左側を賑やかにしてきたのです。

再就職をして1ヶ月が過ぎた頃、
私が観ていて左の肩甲骨周辺がヤケに気になるし、
本人も同じところが気になるようで、
いつもとは違う異常の自覚があるようでした。

そして、極め付けは
「舌の左側だけが腫れてきて歯に当たる」
と訴えてきたのです。

これを聞いた瞬間
「(ムッムッムッ!?)」と
アンテナが反応した。

西洋医学的には
どうだか知りませんが、

日本古来より伝わる療術で
正中線を軽視する療術は無い。

身体を活かす場合、
身体の中心に何かが出来た!
となると、いつも以上に注意を要するのです。

単なる出来物でも
正中線上にできるモノと
他にできるモノでは
その意味が全く違ってくる。

舌に異常が出て、しかも
左だけが腫れているとなると
危険を知らせるアンテナが
反応しない訳がない。

 

 

つづく…