つづき

 

仙人
「だいぶ約束の時間過ぎちゃったけど、
そろそろ止めます。それでは、また、
こちらに来て、さっきと同じように
押してみますので踏ん張ってみて下さい」

仙人は、お姉ちゃんを押します。

お姉ちゃん「アレーーー!?」

踏ん張れず飛んでいきます。

見ている外野一同「ウッソ!何で…?」

仙人
「動いちゃいましたねー?」

お姉ちゃん「(笑ながら)うん」

仙人
「もう一度、好きなゲームをやってみて下さい」

お姉ちゃんは、
再びコントローラーらしきものを操作して、
イメージでゲームを開始。

仙人「楽しいですねー?」

お姉ちゃん「うん」

仙人
「でも、約束の時間がきました。
今度は、約束通り、直ぐゲームを止めます」

お姉ちゃん「ハイ!」

手を止めてゲームを止めた様子。

仙人
「それでは、もう一度、押してみますから、
動かされないように踏ん張ってみて下さい」

お姉ちゃん「ハイ!」

仙人は、先ほどと同じように
低学年のお姉ちゃんを押してみます。

外野一同「エーーーッ!おーーーっ!」

お姉ちゃん「あれっ!」

全く動きません。

お姉ちゃんに向かって仙人は、
「約束の時間を守るって事が
どれだけ大事か?分かってくれたかな?」

お姉ちゃん「ハイ!」

 

 

 

つづく…