仙人
「それでは、いきます。
学校から帰ってきました。
玄関を開けて、中に入り、扉を閉めて、
靴を脱いでから家に上がり、
後ろに振り返って、靴を揃えてから
中に入ります。ヨシ!うまく出来たね。
では、またこっちに来て下さい」

仙人
「さっきと同じように押してみます。
踏ん張って下さい」

仙人が押してみる!

お姉ちゃん「えーーっ!」

外野一同「オーーーッ!えーーーーっ!」

動かない。踏ん張れるのです。

仙人「動きませんねー」

仙人は子供達に、

仙人「靴を揃えるのが大事なのが分かったでしょう?」

子供達「うん!はい!」

 

(→この時、感じたのは、
キックボクシングと武道空手の違いです。
武道では、履物の整理整頓は絶対です。
スポーツでは、そういったことはやらない事が多い。
武道とスポーツは全くの別物です。
近年、格闘技ブームで、以前、ここでも書きましたが、
当時、K1チャンピオンが2人いるジムに
子供を預けている親が、路上に溢れて、
ジムの中の子供達を眺めています。
何を眺めているのか?分かりませんが、
その子供達の靴が履き捨てられている様子が
親の目には入らないし、親が気にも留めていない。
また指導者も全く指導できていない。
そんなジムで「大した事教えていないことが分かる」
と書きましたが、上記のような体験を知ってしまうと
事の重大さが少しは分かってもらえると思います。
外で、突っ立っている親も気が付かないのだから、
一時的に子供を預けて何を期待しているのでしょう?
お気付きかもしれませんが、明らかに、
子供の問題ではなく、親の鈍感さが問題なのです。
一時的に、お金払って子供を預けて、
鈍感な組織の指導に何を期待しているのでしょうか?
怠慢な親ほど、チャンピオンとか、K1とか
意味の無い看板に芋虫のようにぶら下がります。
習い事の選択は、礼儀作法がきちんと指導できているか?が
先ず第一になるのではないでしょうか?
私も今回の体験をするまでは、
ただ単に武道としての礼儀作法として
後輩に色々と指導してきましたが、
これからはもっと深い意味がある事が
分かりましたので、非常に参考になりました)

 

 

 

 

つづく…