何年ぶりだろうか…

先日、香取神宮と鹿島神宮に
行ってきました。

「御無沙汰しておりましてすみません」
という気持ちで参拝してまいりました。

その日の天候は、
数日前からの予報でも雨で、
当日も雨。

一緒に行く友人からは、
「日程を変更しよう」という
意見が上がりましたが、
色々な諸事情により予定通り強行。

天候は、
出かける側の気分的な問題だけで、
敬遠されがちですが、

逆に、雨だからこそ
非常に大きいなメリットがある場合が多い。

神社仏閣の参拝の関しては、
悪天候なときこそメリットが大きいと
断言できる一面がある。

 

雨の日のデメリットは、
濡れる。
足元が悪い。
傘をささなくていけない。

くらいかな。

見て分かるが、
低俗な人間都合の見解だけである。

自分の都合ばかり考えている輩に、
上っ面の信仰心はあっても
真の信仰心は微塵も無い事は
神聖な存在から見ればいとも容易い。

当然である。

逆に、雨の日のメリットは、
上記のような低俗な下世話な参拝者が断然少ない。
そのため、念入りに参拝ができる。
人が少ない分、願いが届き易い。
悪天候の中、参拝する気持ちが自然と高められ、
願いが届き易いし、神聖な存在からも「よく来たな!」
という一面で慈悲深く歓迎される可能性がある。

これらは、
「悪天候でも気を付けて、必ず、お参りをする」
という強い気持ちが、知らず知らずのうちに気を高め、
信仰心が良質転化され、願いが届き易くなる、

つまり、悪天候が後押しして
参拝時に必要な精神統一に近い状態を
自然と演出してくれるのだ。

人生に例えるなら、
楽な人生ばかりよりも苦がある人生の方が
内容が濃い、実りある人生になるのとよく似ている。

実際に、現地に行ってみると
雨のため下世話な参拝者が
圧倒的に少なかった。

私は、雨(天)が下世話な参拝者を
洗い流してくれたようにも思えたし、

雨(天)が参拝者の信仰心を
試しているかのようにも思えるのだ。

私自身は、特別な信仰は持ち合わせてはいないが、
参拝する際の、天に対する謙虚な気持ちと
気を高める心構えは、絶対に怠ることはない。

 

 

つづく…