つづき…

優秀な腎臓内科医の日記からです。

 

『一方、COVID-19とは関係ない
一般的なコロナウイルスは、
風邪の原因ウイルスの
ひとつと言われている。

この誰もが知っている
「風邪」に対しては、
医学的な意味での原因治療はない。
(↑ここ大事。「考える力」のないアホな人間は
何でも薬で治るものだと勘違いしている)

風邪薬は、
熱を下げたり喉の痛みを和らげる解熱鎮痛剤と、
咳を抑える咳止めと、
鼻水を抑える抗ヒスタミン薬などを混ぜたもので、
症状を緩和する対症療法を行っているに過ぎず、

「原因ウイルス」をやっつける働きはない。
(↑このコメントは非常に大事ですね。
これを知って驚く人は多いのでは?)

風邪をひいたときに、
「特効薬」として抗生物質の処方を
希望する患者さんは多いが、
抗生物質は微生物の中でも
「細菌」に対する薬なので、
同じ微生物でも「ウイルス」が
原因である風邪には、
理屈上効かない。

単なる風邪には抗生物質は使わず、
風邪の経過中に二次的な細菌による
気管支炎や肺炎を合併してしまった場合にだけ、
必要に応じて抗生物質を使うようにしましょう、
と医学生の時に教わった。

たぶん今でも、
これが医学的な常識である。

私も風邪の人に対しては、
そのように対症療法を行うか、
特に希望がなければ風邪薬も使わない。
(↑非常にイイ先生ですね!こんな先生に
診てもらえるのは運がいい人ですね。
私が診てもらいたいです)

薬で早く楽になりたい人からは、
冷たい医者と思われるかもしれないが、
仕方がない。』

 

 

 

つづく…