その進化とは、

デンプンを食べた時に、
日本人は、外国人よりも
甘味を早く感じる人が
多いのです。

これが、進化の証です。

ダートマス大学教授が
日本人と何人かの人種の唾液を採取し調べると、

アミラーゼ遺伝子にその違いが見られるという。
これは、唾液に含まれるアミラーゼという
酵素を作る遺伝子です。

アミラーゼ遺伝子が多い人ほど
アミラーゼが多く作られ、
口に入ってきたデンプンを
より早く甘い糖に分解できるのです。

日頃からデンプンを食べない民族は
4〜5個という結果に対して
日本人は、平均7個という結果になったのです。

アミラーゼ遺伝子が多い人は
太りにくい体質であるという。

ダートマス大学教授曰く
「アミラーゼ遺伝子が多いことは健康長寿にとって
非常に有益で、肥満を抑制する効果がある」
と言います。

肥満の鍵を握るのは膵臓から出る
インスリン(ホルモン)の量です。
このホルモンが出過ぎると
太りやすくなる事が分かっています。

日本人と米を主食としない外国人で
デンプンを摂ったときインスリンが
どれだけ出るか?を比較したところ、

アミラーゼ遺伝子の多い日本人は
インスリンの分泌量が20%も
低かったことがわかったのです。

太鼓の昔から米を主食に選んで
たくさん食べてきた日本人は、
その食生活が遺伝子までも変化させて
肥満や糖尿病になりにくい体質へと
進化させていたのです。

 

 

 

つづく…