私が、日曜に三浦へ出かけて
良いものが手に入ると、
数年前まで、ヨシおばさんに
手土産片手に会いに行っていた。

歳の頃は70代半ばくらいであろうか。
杖をついてヨロヨロ歩いている。
恐らく15年以上前から、ヨロヨロしている。

喋り方も酔っ払っているような
呂律が回らないような
喋り方をするのが特徴的。

話をしている内容は理解できているようだが、
少しでも早口で話すと内容が分からなくなってしまう。

ある日、私はヨシおばに、
「医者は?こうなった原因は?何だって言ってるの?」

と、聞いたことがあった。

ヨシおばさんは、
「それがね〜分からないって言うのよ!」

私「へ?…」

つづけて、

私「薬は?何飲んでるの?」

ヨシおば「塩が出てるの!」

と、言うと透明の小さなビニール袋に詰められた
パッと見、ドラマに出てくる覚醒剤にも見える
白い粉を見せてくれた。

よく見ると塩の結晶のようなものが
袋の中に入っている。

私「え!これを飲むの?」

ヨシおば「ご飯にかけて食べてもイイのよ」

私「塩を?(ご飯にかけるの?)」

 

 

 

 

 

つづく…