つづき

 

そこまでしても、
再発する人は再発するし、

異常細胞が多少残されていても
回復する人は回復する。

異常細胞と正常細胞の厳密なまでの境界線には
意味があるようで意味が無い場合が多い。

いずれにしても、
不正確な切除が行われた中でも
回復できるか?否か?は
その人の生命力や治癒力に
全てかかっている。

身体は、切れば塞がる
という前提のもとで切られているが、
医者が細胞同士をくっつけている訳ではない。

現に、糖尿病で血糖値が高い人は
医者は手術ができない。

傷口が塞がらないし、
感染症のリスクも高くなるからだ。

「医者が病気を治してくれる」というなら
糖尿病だろうと何だろうと
手術ができる筈だが、
現実は、手が出せない。

だから、
医者は治りやすいように手伝ってはくれるが、
正確には、治せないし、治してはいない。

最後まで、身体を治すのは
その人の持っている
免疫力だったり
治癒力だったり
が、最終的に身体を治すのだ。

薬も同じである。

薬が細菌やウイルスを退治をしてくれるのかもしれないが、
退治した後に、元気を取り戻すのは
その人の身体が持っている回復力でしかない。

 

 

つづく…