翌朝、8℃台からスタート。

前日の39.9℃からは少し下がった。
気怠さも少しラクになっている。

この日も予定通りミッションを消化するが、
時間があるときは横になり身体を休める。

最初の頃は、
咳が出ていなかったが、
この日から少し咳が出るようになってきた。

咳も排泄行為のひとつ。
身体の要求があって、
理由があって、
咳を出す。

咳にも種類があり、
今回は、呼吸器を変えるための
咳であることが分かる。

熱を出してから丸2日、
水分以外は何も口にしていない。

この日は、
「何か食べたいなぁ」と
思っていた。

「思う」というより、
身体の要求として「感じていた!」
と言った方が、正確かもしれない。

これも、本能に従うだけ。

それでも、夕方までは何も口にせず、
忙しい昼時が過ぎた時間帯に
たまに利用する定食屋に向かった。

普段、定食屋に行くときは
いつも同じメニューを注文する。

暖簾をくぐると
店主が私の顔を見るなり
注文をする前に、
いつもオーダーする品物を
調理し出した。

だが、

流石に、今回は
病み上がり?
病み真っ只中?のため、
何を食べるか?考えるつもりで
暖簾をくぐったのだが、

店主が私の顔を見て、
気を効かして?!
いつものように調理を
し始めちゃったもんだから、

「(そんなに食べられるかなぁ?
病み上がり?というより病み真っ只中なんだけど…)」

と、思ったが、時、遅し。

鶏肉が、油の海に投入されて
次から次へと調理がはじまる。

「(せいぜい、ご飯は普通にするか…)」
と思い、ライスは並にする。

店主「ハイ!お待ちどうさま」

出された
いつも通りの量を見て
3日ぶりの食べ物を目の当たりにして、
食べる気満々!モードが優位にたった。

 

 

 

つづく…