つづき

 

では、さらに下の足には
どのように影響が出ているのか?

大腿部の裏側と
ふくらはぎを観察する。

お尻と大腿部の境目に注目。

そこを触って確認。

左に異常がある。

アキレス腱の延長線上の腱が
太くて硬い。

本人にも確認してもらう。

左右の境目を触りながら、

私「ここ。右と左の違いはどうですか?」

素直な高1男子「左の方が違和感がある」

次のふくらはぎを確認。

大腿部の裏と同じように
左側が張っている。

やはり、これでは
階段を降りるときの振動を
左側の各部位が吸収できていない。

これでは、背中の痛めた所まで
振動が伝わってしまうようなもの。

しかし、この状況は
背中を痛める以前から
身体の特徴として既に
歪んでいたことがわかる。

では、
1番問題の背中の痛めた場所は?
どこなのか?探してみると、

左側の背中を触っていく…

「(見〜つけたっ!)」

無理に身体を使ったときの刺激で
その部分だけが硬直して大きく
なっている箇所を発見!

そこを中指で少し圧をかけながら、

私「背中痛めたところここですね?」

素直な高1男子
「(顔を歪めながら)うんうん」
と首を縦に振る。

どうやら、声にならない様子。

「(大正解!!)」

素直な高1男子の、この態度で
的を射たことが分かる。

急所を突かれると
声にならない声を出すのだ。

 

 

 

つづく…