藤波辰巳の足切断?の記事から数日後
「石井慧の死にかけた」の文字が目に止まった。

石井慧といえば、
2008年の北京五輪柔道・男子100キロ超級で
金メダルを獲得して、あれから13年が経つが、
翌09年大晦日に総合格闘家としてプロデビューし、
これまでに国内外で40戦以上を闘っているプロ格闘家である。

国籍を変え現在はクロアチアで暮らす彼は、
1年前に死にかけたという。

──昨年秋に新型コロナウイルスに感染されたそうですね。

石井
「昨年10月に感染しました。
コロナは3日間しんどかっただけで
大したことはなかったのですが、
同時に蜂窩織炎(ほうかしきえん)を
患ったんです。こっちの方で死にかけました」

──蜂窩織炎は、皮膚とその下の組織に細菌が感染し炎症が起こる病気ですよね。

石井
「そうです。その細菌は「マット菌」とも呼ばれています。
柔術のマットとか、そういった所にもひそんでいて
免疫力が落ちた時に、ちょっとした傷口から
体内に入ってくるんです。足から入り、
それが徐々にカラダの上の方まであがってきて
死に至ることもあるんですよ」

──どんな症状が最初に出たのですか?

石井
「まず、左足の太ももに水ぶくれがバーッとできたんです。
それがどんどん膨れ上がってきました。
もう、コロナどころじゃなかったんですよ。
コロナ患者が行ける病院へ行って、薬を飲んで、
注射も打ってもらいましたが効きませんでした。
それで、手術を受けることになったんです。」

──大変でしたね。

石井
「はい。でも手術自体は炎症が生じている部分を
削るだけなので入院の必要もなかったんです。
ただ、その後が大変でした。毎日、病院に行って
「膿出し」をしなきゃいけないんですよ。
肉がえぐれている部分に医者が指を突っ込んで
膿を出してくれるんですが、それが痛いんです。
完治するまで2週間くらいと言われましたが、
なかなか傷口がふさがらず元に戻るまで
1カ月半かかりました。だからずっと、
消毒をして包帯を巻いて練習していました。」

──えっ、その間も練習していたのですか?

石井
「練習は、仕事なのでやらないといけないので。大変でしたけど」

 

この記事を読んで、藤波辰巳と同じ
蜂窩織炎(ほうかしきえん)であることに
違和感を覚える。

藤波辰巳も石井慧も
筋骨隆々であるが、
そんな身体にもダメージを与える細菌?

両者の菌を調べたわけでは無いので
何とも断定はできませんが、

石井慧のインタビューでは、
「薬を飲んで、注射を打っても効かなかった」
「傷口が塞がらず1ヶ月半かかった」
とあります。

もしかして、これ、
耐性菌だとしたら
ちょっと怖いですね。

我々の身近なところにまで
迫ってきている現実があることになります。

以前にも、ここに載せましたが、
2019年の大阪サミットで主要議題になったのは
今の世界の死亡原因第1位の癌を上回る
死亡原因が耐性菌である。

こうなってくると、
「普段から薬との関わり方」が
問題になってくる。

プロレスラーの藤波辰巳も
金メダリストの石井慧も
事あるごとに薬を服用するタイプとは考えずらい。

普段から薬に頼らない身体を持ってしても
ダメージが大きい耐性菌。

何かあるたびに
矢鱈と薬を服用する人が、
もし、耐性菌に感染したら?
ひとたまりも無い。

藤波辰巳と石井慧が感染した細菌が、
耐性菌でない事を祈りつつも
普段からの薬との関わり方には
気をつけなければならないでしょう。

 

 

おわり